なぜホタルが洗濯カゴに(実話)
家にホタルがいた!
ネットのコピペに「あ・・・ありのまま起こったことを話すぜ・・・何を言っているのかわからねーと思うが・・・オレもわからねー」というのがあります。
そういう類のことがありました。
先日、洗濯物を洗濯機に入れ、終了のビープ音が聞こえたので洗濯カゴに洗い物を戻し、干し終わってふとカゴをのぞくと虫がいました。
頭部は赤くて体と羽が黒く、なんだかホタルにそっくりでした。たまたま夫が休みの日で在宅だったため「ホタルみたいな虫が洗濯カゴにいるんだけどー」と見せに行きました。
「ホタルに似た羽虫だろー」と言いながら顔を近づけた夫、ん?という表情をした後に「ホタルだこれ!!!光ってる!!!」と叫びました。
カップに保護
慌てる夫につられて私もえ?え?と大混乱、とりあえずプラカップに保護してラップで蓋をしました。ラップには空気穴を開けておきました。
観察
なぜ洗濯物を干し終わったカゴの底にホタルがいたのか、さっぱりわかりません。
幸い後ろ足1本をちょっと損傷している程度で元気です。
バイクで通勤している夫の服にくっついてきたとしても、よく洗濯機にそのまま入らなかったなとか(一緒に洗わなくてよかった)、濡れた服の下敷きにならなかったのかとか、頭の中に「❓」マークが飛び交います。
暗いところに連れて行ってちょいとカップをつついて刺激を与えると(ごめんよ)お尻が光りました。
お腹の方から撮りました。蛍光色の黄色いベルトのような部分が発光器です。発光器の形状から女の子ですね。
自然にお帰り
比較的近くでホタルの生息地をひとつ知っていたので、夫とそこに放しに行きました。ただでさえ減っているホタル、子孫を残してほしいですもんね。
草の葉の上に下ろしてきました。無事彼氏を見つけてくれたかな。
やや大きめだったのでおそらく源氏ボタルですね。
それにしても本当に驚きました。自宅の洗濯カゴの中にホタルを見つけるなんてラッキー、きっと二度と経験できないと思います。ホタルを放しにいく道すがら、夫と「これで我が家の運を使い切っちゃったんじゃないの」「ええ・・・そんな・・・」と情けない会話をしていました(笑)