しましま猫の日記

ご訪問ありがとうございます。植物と生きものと物作り大好き人間の日記です。

ご無沙汰しております

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 前回から更新が長く滞ってしまいました。ブログを書くことが楽しみだったのに、どうにも気力がそがれてしまい、文章を綴る余裕がまったく無くなってしまっていました。

義母の認知症

 何回か書きましたが、現在、義母が認知症の状態です。意思の疎通はなんとか可能ではありますが、もう中期だと思います。こちらの問いかけに普通に返答する時もあれば、まったく関係のない話を始めて辟易させられる時もあります。

 私はもともと意地の悪い理屈屋なので、話が脱線しまくったり、妄想で理不尽に怒られたりするととてもHPを削られます。(病気なんだからまともに相手をしちゃだめだ)と自分に言い聞かせているのに思わず大声で応対したりして、後でぐったりしてしまいます。

義母の症状

 義母はもうカレンダーが読めません。

 認知症って、縦割りが曜日で、横の列が日にちというシンプルな表を読み取ることもできなくなるんですね。知らなかった。

 以前、あまりに曜日と日付を間違って周囲を巻き込む騒ぎを起こすので、思い切ってこのデジタルカレンダーをプレゼントしたんです。

  これなら日付も曜日も、今日が何日かも一目瞭然だよね、と私は自己満足に浸っていました。

 でも、これも使えないんです。数字が多すぎて、どこをどう読んでいいのか分からないようです。

 

 おまけに壁にかけてある普通の紙のカレンダーの日付を切り取って持ち歩くようになりました。部屋に行くと、切り取られて穴だらけになったカレンダーが・・・・。見せられたカレンダーの断片に(クーポンか・・・)と、あまりの発想の斬新さに新しい扉が開くかと思いました(泣)。

 な、なんでこんなことするの?とつい問い詰めると「だって、こうしろって言われたから」という答えが返ってきます。そんなこと誰が命じるんでしょう?

 カレンダーの穴からは次の月の数字が見えます。当然おかしな数字配列です。

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 それでまた混乱に拍車がかかっているようでした。カレンダーがおかしいって、自分で切り取ったんじゃん(泣) とりあえず裏から紙を貼って補修しました(泣)

時計を買い直す

 仕方ないので時計を買い直しました。 

  「表を読み取る」必要がなく、いうなればプッシュ通知で「曜日」「日にち」「時刻」「一日のうちで現在はどんな時間帯なのか」を教えてくれるタイプです。

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 これは良かったようで、使ってる?と尋ねると「あれ、曜日も大きく示してくれるし一日の時間帯もわかるのよ〜」と笑顔で返してくれました。うんそうだね、私がそういうの買ってばーちゃんの生活時間に合わせて設定したからね・・・

 繰り返しになりますが、「文書や表から何かを読み取って頭の中で再構成する」ことはもう無理なんですね。「プッシュ式でシンプル極まりなく表示して、見るたびに納得してもらう」しかないようです。

 次はどうなるんだろう

 実の娘さんがとてもいい方で色々動いてくださっていますが、やっぱり義母の日々の妙な行動やご近所さんからの問いかけは私が受け止めるわけで、 そのたびに頭と心の中が嵐になります。おかしな行動は他にもたくさんたくさんやらかしています。先日の台風の日に出かけようとするのを止めたり、泥棒妄想をなだめたり、気が休まりません。

 

 病院に行こうと何度説得したかわかりません。本人がいうには行ってもしょうがないから絶対嫌なんだそうです。自分が認知症だって認めたくないんでしょう。それはなんとなくわかります。

 病院の話になるとなぜか思考回路がピシッとつながって嫌がるんですよね。

 

 次は成年後見制度か、家族信託か・・・

 うまく受け流すような対応ができるようになりたい・・・

 認知症は周囲の人を疲弊させますね。私が年をとってあやしくなったら、素直に娘のいうことを聞くようにしないと。