薄青色の美しいキノコ
見慣れないキノコ
いきなり30度ほどの夏のような日があったかと思うと曇り空の蒸し暑い日になったり、安定しないお天気の日が続いています。
暑さと湿り気がよかったのか、今朝庭の鉢を見に出たら美しいキノコが生えていました。一昨日の夕方に水やりをしたときは確かに生えていなかったんですが・・・
、大きさはカサが1.5cmくらいと小さく、色は薄青〜灰色、透き通るような質感でまるで深海のクラゲのよう。朝の薄い光の中でとても美しく見えました。
調べたところどうも「イヌセンボンタケ(Coprinellus disseminatus)」ではないかと思います。
「センボン」の名が表すように、時には倒木を覆い尽くすほどの勢いで生えるとか。鉢に使った土はダイソーの「膨らむ用土」と「花の土(和歌山県産)」で、「膨らむ用土」がココヤシ材のため、このへんを養分に生えたのではないかと推測しています。
毒はないけれども食用には適さないとあります。キノコは怖いので、お調子者😆チャレンジャーな私でもさすがに口にはしません。
1時間くらい後に一眼レフで写そうと庭に下りていったところ、もう茶色く萎れかけていました。儚いです。
大きなキノコ
そういえば数年前に通りかかった茂みで高さ30cmはあろうかという大きなキノコを見かけたことがありました。
真菌なのに一定の形になったり、種類によっては培地から猛毒を作り出したりと、キノコって妖しくも不思議な生き物ですね。
19世紀のフランス人芸術家、アール・ヌーヴォーの旗手でもあるエミール・ガレの代表作「ヒトヨタケ」というガラスランプ、あれも妖しい美しさを放っていますが、きっとガレもキノコの儚げな佇まいが好きだったんだろうなと勝手にほくそ笑んでいます。
画像は 北澤美術館さま
HPからお借りいたしました。