クマバチとアシナガバチ
庭への訪問者
一時、庭の虫がとても少なくなったことがありました。アリやダンゴムシはいるのですが、蜂類が全然来なくなったのです。私が小さい頃はミツバチもチョウも甲虫類も当たり前のように身近にいました。同時期にスズメも来なくなりました。
虫がいなければ花も受粉しにくくなりますし、そもそも生き物がいない庭なんて不自然です。人間による汚染が自然界に蔓延して生物がいなくなった静かな世界、という意味でタイトルがつけられたレイチェル・カーソンの『沈黙の春』を思い出し、 一人悶々としていました。
しかし最近になってまたスズメも虫も増えてきました。嬉しい限りです。ただ、ミツバチをあまり見かけないのですよね。農薬のネオニコチノイドの害が言われていますが、やっぱりそうなのかな・・・
明らかに危険なスズメバチや農作物に被害をもたらす虫なんかはともかく、できるだけ虫と共生できたらいいですよね。
クマバチ
柿の花になんだか丸々したハチがたくさん来ていたので調べたらクマバチのようです。人を刺すことはほぼ無いおとなしいハチとのこと。愛らしい姿が人気者のようです。
ただクマバチくん、ブーンという低い唸りの羽音どおりに馬力があるのか、柿の花をボロボロ落としていきます(笑)。可愛いからよしとしましょう。
アシナガバチ
バラの陰、ローズマリーの枝にアシナガバチが逆さお椀型の巣を作っていました。
家族に見つかると巣を落とされてしまうので内緒にしています😝
アシナガバチはスズメバチの仲間だそうです。それでも比較的温厚な性格で、人間がちょっかいを出さなければまず刺さないとか。庭の害虫のイモムシなどを捕食する益虫なので自治体のHPでも「なるべく共生を」と記されています。
アシナガバチの巣は丈夫です。主がいなくなった巣が時々落ちていますが、風雨にさらされても崩れません。ちょっと引っ張ったくらいでは破れません。小さい体でよく作るなと感心させられます。
調べた限り巣は1年で放棄するらしいので、営巣しているのが庭の隅っこでもありますし、できればこのまま見守りたいなと思っています。
- 作者: レイチェルカーソン,Rachel Carson,青樹簗一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1974/02/20
- メディア: 文庫
- 購入: 17人 クリック: 208回
- この商品を含むブログ (95件) を見る