しましま猫の日記

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セクハラの認識でびっくりしたこと

人によっては不愉快な話題かもしれません。不快に感じられたら申し訳ありません。

セクハラが話題に

 先日、子供関係のとある集まりに参加しました。そこでショックを受けたことがあったので書き記しておこうと思います。

 最近、財務省の福田事務次官(元)による女性記者へのセクハラが話題になったり、TOKIOの某メンバーが起こした女子高生へのわいせつ事件が大きく報道されたりしています。

 

 私は年頃の娘がいることもあり、また自分自身、勤めていた頃に何度もイヤな思いをしたこともあるため、セクハラは「ダメ、絶対」の立場です(もちろん、女性から男性へのセクハラもダメだと思います)。

 くだんの集まりで、2件のセクハラ事件が話題にのぼりました。するとある男性がTOKIO事件の女子高生について悪し様に罵りだしたのです。

 

 いわく、所詮◯◯48的なタレントグループのメンバーなんでしょ? わかって行ったんでしょ? ついていくほうが悪いんじゃない?

 

 タレントグループへの偏見もさることながら、被害者の女子高生と同じ年代の娘さんを持つ父親である彼から、子供関係の集まりの場で(いたのは大人だけでしたが)、こんな耳を疑うような悪口を聞こうとは。

 その後も憶測でしかないネットの悪意ある情報をつらつらと挙げて雑言を吐く彼を見ながら、いつ話に割り込んで話題を変えようかと考えていると、彼はバブル時代の接待の思い出を語り始めました。当時は女性による風 俗的サービスが会社の接待にも利用されていたんですね。

 非常に不愉快でした。そういう時代があったのは事実としても、何も今そんな話をしなくてもよかろうに。私はあからさまに顔をしかめていたと思います。

 

バブルとネットの罪

 後から、彼の頭の中では女子高生の事件と風 俗 接待の話は延長線上にあるんじゃないかと気づきました。ということは、バブルの名残りがまだ彼の女性観の中心に居座っているんでしょうか。

 奥様と娘さんの顔を見ながら、女子高生を罵り、バブル接待の思い出を語れるんでしょうか。ネットの中の責任の所在も分からない情報をペラペラ口にし、被害者を罵る権利があるんでしょうか。しかも子供に関わる集まりのメンバーの前で。

 

 こういう青少年を守るべき立場なのに偏見を撒き散らす困ったちゃんは少数だと思います。

 ただ、こういう考え方をする人も現実に、しかも案外身近に存在するのだということを知り、驚愕するとともに何か書かずにはいられませんでした。

 

 文科省は道徳を必修科目にしたいようですが、道徳より先に「女性(男性も)がNOって言ったらそれはNOなんだよ、NOと言われてなおも強要しようとしたら犯罪なんだよ」「匿名のネット情報は決して『アンダーワールドの住人であるオレたちしか知らない真の情報』じゃないんだよ」と、教えるべきじゃないかと思います。