しましま猫の日記

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サフィレットと自家製フェイクサフィレット

アンティークなガラス

 サフィレットというガラスがあります。
 アンティーク&ヴィンテージもののカボションやビーズで、青〜緑色のガラスにココア色のシラーが出る、それは美しい品です。
 古いものになると80年程むかしに作られた製品もあるとのこと。職人が製法を残さなかったらしく、今では作れないのだそうです。

 とあるサフィレット専門店のサイトで、成分を分析した結果を読んだところ、一般にいわれているような金や砒素は検出されず、結局なぜこの色合いとシラーが出るのか謎のまま・・・という結末でした。

宝物

 

 これは私が唯一持っているサフィレット。ブルーが強いカボションで直径6mm位、けっこうなお値段でした。ずっと欲しくてとうとう我慢できずぽちってしまいました。

 もともとついていた10本足のティファニータイプ?のクラウン台座が繊細な感じで気に入っていたので、それを活かすために裏と同じサイズのパーツ(bail)を何とか探し出して接着、ペンダントトップにしてみました。やっぱり時々出してきてながめるよりはいつも身につけていたかったから。

 アンティークものなのでわずかに欠けていたり形がゆがんでいたりもしますが、その独特なシラーは美しく、見ていて飽きません。

 青いサフィレットのシラーは深夜の月明かりのようです。ほんのりと、少し物足りなくて、物欲しげに角度を変えて見入るこちらの気持ちを見透かされて(お静かに)と唇に指を当てられた気分になります。

 あまりにこのサフィレットを気に入ってしまっていつも首にかけているのですが、触れるとなぜか幸せな気持ちになります。そこで私はこれを"Happy saphiret"と呼ぶことにしました。
 当時の職人さんのプライドがこもっていて、それが伝わってくるのかもしれません。

レジンでサフィレット作れないかな

 これはレジンでサフィレットっぽいものを作れないかと試行錯誤したもの。何層にも色々な色を重ねてあります。何個も作って失敗しまくりました。↓こんな感じ。実際はもっと失敗作があります。😰あまりに恥ずかしいのでモノクロに


 やっぱり本物の妖しい美しさの足元にも及ばないですね。自家製のフェイクサフィレットです。写真の撮りようによっては似てるのですが。難しい。





(背景はダイソーのクラフト紙です)