カタバミの花 sorrel
雑草なんて言わないで
何気なく雑草といいますが、人間が勝手につけた『雑』というカテゴリー分けなんて植物にしたら大きなお世話でしょうね。
庭の隅っこや道端に咲くカタバミ。葉は緑に紫が混ざったような色合いで、可憐な花が咲きます。
木陰で咲く花は黄色い色が一際鮮やか。よく見ると端正な顔立ちの美人さんでもあります。家の庭のカタバミを一眼レフで撮ったら、思いの他美しい表情でした。
身近なカタバミにもいくつか種類があるようで、フクシア色の花を咲かせる株もあります。そちらは葉も大ぶりです。
細長い先細りの実は熟すとぱちんと弾けて種を飛ばします。
小さい頃からの癖で、もういい頃合いだなという茶色がかった実を見つけるとついつまんで弾けさせてしまいます。
すると指先には軽い衝撃が残ります。
植物はほとんど動かないものという先入観があるから、ダイレクトに残る動的な感触がおもしろいのだと思います。