香水瓶とオリジナル調香 perfume bottles & perfume blending
香水は瓶もアート
OLだったころ、千趣会で香水のミニボトルを毎月配布するシステムがありました。
一回1000円位だったかな。
パンフレットを見ると香水瓶も美しかったし、色々な香りを少量ずつ楽しめるというので胸をときめかせて申し込みました。
当時、私が一番気にいったのはこのRochas Byzanceでした。
ビザンチン文化をイメージした(だったはず)とあって、香りも甘い中にスパイシーな風味があってエキゾチック、青いボトルも艶やかです。青と金の配色はローマ文化の鉄板です。香水は中身も大事ですが、ボトルも負けないくらいに大切だと思います。ガラスの小瓶からエリキシルのような一滴を出す時の胸の高鳴りは、どんなに便利でもスポイトやシリンジでは得られません。
ちなみに隣は紙製の枠に紙製のエッフェル塔チャームを置いてレジンで固定したもの。レジンをかけたら背景が黒くなって模様が見えなくなっちゃった。もっと明るい色にすればよかった・・・。
Byzanceまだ買えるかなと思ってググったら廃盤。オークションにも挙げられていて軒並み売れ切れ。香水も廃盤になったりするんだ、と知って驚きました。調香師が作り上げた芸術なのに何てもったいない。レシピが残っていたらぜひ復活させてほしいものです。
BAL A VERSAILLES
パルファムのBAL A VERSAILLESはまだ中身もたっぷり残っています。これも今ではとんでもないお値段がついていてびっくり。
日本名は「バラ ヴェルサイユ」ですが、バラは薔薇ではなくて(今初めて知った)舞踏会という意味でした。英語でも舞踏会のことをballというものね。つまりヴェルサイユの舞踏会という名前なんですね。20年あまりの勘違いに今更恥ずかしくなります。
香りは甘く華やかでノーブル、まさにヴェルサイユ宮殿のイメージです。
自分で調香してみたり
エッセンシャルオイルも好きで手元にたくさんあるので、自分で調香してみたこともあります。材料は
サンダルウッド sandalwood
ラベンダー lavender
イランイラン ylang-ylang
クローブ clove
フランキンセンス frankincense
パチュリ patchouli
プチグレン petitgrain
など。パチュリとサンダルウッドは香りが濃厚なのでほんの少し。加えすぎるとお寺っぽくなっちゃいます。
これに自家製のジャスミンをアルコールに漬けた液体を少し加えました。なかなかいい香りにできたような・・・気が・・・します。自己満足だからいいのです😅