しましま猫の日記

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カレン・キングストン2 ★音をちょっぴりオカルトに考えてみた

音について

 音によるスペース・クリアリング、空間の浄化についてカレン・キングストンさんが詳しく書かれていました。カレンさんは主に柏手(かしわで)とベルをお使いのようです。

 

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 音は細かい振動で、それが空間に広がっていくものなので、音が伝わるには気体・液体・固体の媒質が必要とwikiにもあります。真空では音が伝わらない。だからガンダム宇宙戦艦ヤマトの宇宙戦で爆発音が聞こえるのは・・・なんてのは野暮な話です。ガンダム好きだし。

 

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 普段の生活で音が聞こえるのは空気を震わせているから、水の中でボコボコと泡の音が聞こえるのは水が媒質になっているからですね。

 

 

 映画『スタンド・バイ・ミー』で主人公の少年が列車のレールに耳をつける場面があるのですが、あれは見えなくてもレールに伝わる響きを聞いて、列車が近くまで来ているかどうかを確認してるわけで、レールの金属という固体が音を伝えている例です。レールに耳をつけるというシーンは昔の冒険という感じでカッコいいなと思った記憶があります。

 

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音が伝わる=その周囲が振動している

 音が伝わる範囲には微細ながら何らかの影響が及んでいるのは事実で、カレン・キングストンさんや陰陽師の安倍成道さんのお話もあながち精神世界だけの説ではないのではないかと思うようになりました。

 

 植物にクラシック音楽を聞かせるとよく育つ、っていう話も聞きますね。

 

もう1つ、カレンさんと安倍成道さんの共通点を見つけた

安倍成道さん 『月刊ムー』2014年9月号 p.146〜

「(お寺の)鐘の場合、呪言ーー声は載せませんが、それに代わる力が乗っています。鐘の周囲には紋様がありますね。あれは真上から見ると一種の曼荼羅図、仏教の教えを模したデザインになっています。つまり鐘には仏の教えが乗せられていて、それが音とともに周囲に広まっていくわけです」

 

 するとーー(風鈴の)風受けに書かれた陰陽字の呪力は、紐をつたって風鈴内の金属に届き、その金属が風鈴の内側を叩くことになる。その結果、陰陽字の力が音とともに周囲に広がっていくのである。

 


カレンさん 『ガラクタ捨てれば未来がひらける』小学館文庫 p.156〜

ハーモニーボールを使う

 私のお気に入りの方法は、「ハーモニーボール」を使うことです。これは金属製のボールで、ゆらすときれいな音を立てます。・・・・ 

 その使い方ですが、・・・ハーモニーボールを愛で満たすのです。・・・

 ・・・ボールを振りながら、あなたがイメージしたものを家の中全体へと振りまくのです。

 

 

 ね、お二人とも音に乗せて「教え」や「イメージ」を広げるとおっしゃってます。東西の、おそらくは縁もゆかりもないお二人が同じようなことを語っていらっしゃるって不思議じゃないですか?

 

音って不思議

 音といえば、音に色がついて聞こえる共感覚を持っている人もいて、色聴と呼ばれるんですって。そういえば、私には共感覚はないのですが、『水戸黄門』で黄門様が登場するシーンに必ずかぶせられるプワーって音色が金色に聞こえます。黄門様のイメージとダブってるだけかもしれませんが(笑) ストラディバリウスのバイオリンの音はとろんとした琥珀色か蜂蜜色かな。きっとこういう人いっぱいいますよね。

 

   

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小松左京さん

 それと、著名なSF作家、小松左京さんの小説にも音、この場合は声に関する比類ない美しい記述があります。私の手元にあるのは『湖畔の女』徳間文庫、その中の〈歌う女〉という一編です。薄幸で小鳥のようなソプラノ歌手の歌を表現しているのですが・・・

 

 ・・・ーーまったく彼女の歌は、「思いもかけぬひろいもの」といった感じだった。歌い終わったあとも、まだそのすばらしい、虚空にはりめぐらされた無数の黄金の線が、ふれあい、ひびきあうような歌声は、耳の底から頭の中、いや、私の体全体に、鳴りつづけているようだった。

 

 

 彼女がうたい出すと、突然そこに、まったくちがう世界ーーこの世に存在しない世界が現れた。

 何も彼もが金色の恩寵にかがやき、金色の光が宇宙いっぱいに交錯して、その交錯する光箭が、たえまなくふるえ、ふれあい、妙なるひびきを前後左右にひびかせ、やがて私自身も、その金色の光箭に無数にさしつらぬかれて、歌い、鳴る黄金色の光芒そのものになってしまうのだった。

 時にその歌声は、水色の悲しみのリボンとなって、灰色の空の下を、ひろびろとはためきながらはてしなくわたって行った。しかし、その沈んだ水色の悲しみさえ、やはり黄金色の恩寵に包まれているのだった。

 

 

 あれ、小松左京さんもやっぱり音に「水色」って色をつけてますね。この部分を読むと何だか自分まで遠くにつれていかれたような、物質化した音の金糸がつかめそうな気分になります。小松左京さんいいなあ・・・SF作家としてだけじゃなく、膨大な知識をバックに様々な分野で文筆活動をなさってましたね。亡くなられちゃったんだよなあ・・・

 

音にはやっぱり一定の効果があるのかも

 とにかく、きれいな音、安らぐ音を聞くのは、想像を超えて物質的に心身によい効果があるのかも、と思ったのでした。

 

 なんだかんだで買っちゃったベル2つの音を置いておきます😄

 

 


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 がっしりした方はインド雑貨を扱うティラキタさんで、小ぶりな方は百均でゲットしました。ティラキタさんのベルもリーズナブルなお値段でしたし、結局クリアリング等の目的よりもイベント用に使ってます😆 

 

 ティラキタさんのベルはいうに及ばず、百均の方もなかなか澄んだきれいな音です。百均のほうが若干音が低いですね。

 

 音って普段感じている以上に物質的なものなのかもしれないですね。

 

新 ガラクタ捨てれば自分が見える (小学館文庫)

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ガラクタ捨てれば未来がひらける (小学館文庫)

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