壊れたミシンを家で修理
久々の裁縫
娘が進学して3月末から家を離れ、18年ぶりに自分のペースで時間が取れるようになって2ヶ月半。さびしいのはもう大前提として、そういえば子供が生まれる前はこんなだった・・・と、戻ってきた感覚に不思議な思いをしています。ほぼ全部自分で時間配分を決められて、楽・・・でしたね(笑)
久しぶりにミシンを出してきて、数年前にダイソーで買ったまま放置していた丸いリングのバッグ持ち手でグラニーバッグを作りました。このミシンも娘が保育園に入るときのグッズを作るために買ったんでした。
表生地はユザワヤのハギレで400円くらい、裏地はダイソーのコットン生成り地です。一応完成してはいますが、実は最初の5cmを縫った所でミシンが壊れたんですね😅
仕方ないので残りは全部「プーリー
(右の手回し部分)」をよいしょ、よいしょと人力で回して運針しました。途中で何度かくじけそうになりました💦
ミシンのどこが壊れたんだろ
バッグが出来上がってから改めてミシンをいじってみました。電源は入る、スイッチ押すとモーターもスムーズに回る、しかしモーターがやたら高速で空回りしている感じがする、針や送り歯を動かす機構は壊れてない・・・あーこれは多分モーターの回転を伝える動力ベルトがイカれたんだろうと予想し、ちょっとネジを外して開けてみたら、ボロボロとこんなのが落ちてきました。
材質がゴムっぽいから、完全にゴムベルトが細切れ状態の故障です。結局、私ではそれ以上どうにもできず、職業柄機械の分解・組み立てにものすごく強い夫に見てもらうことにしました。
部品注文
夫は苦もなく外装を外して中をのぞき「あーベルトいかれてるね。ここだけパーツあれば直せるけど」とメジャーでベルトのサイズを測ってネットを検索、モノタロウ個人向けサイトで「ミシンベルト」を見つけてくれました。モノタロウの品揃え恐るべし。
注文後翌々日くらいにベルトが届きました。ベルトは300円くらい、送料のほうが高かった・・・
ベルトの交換
あとはもう夫の独壇場というか。様々なドライバーや工具を持ってきてあちこちの固定ネジを外し、ラッチを外し、みるみるミシンの中身が見えてきます。面白いので私もお相伴です(笑)
この写真↑の右端、黒いベルトとゴム色のベルトがおわかりになりますでしょうか。黒ベルトはほぼ無傷なのにゴム色ベルトがボロボロです。なんでわざわざ劣化するのがわかってる素材を片方だけ使うんだろ?
古いベルトと新品を並べたところ。古いのは歯部分が取れて縦に裂けてなんだか裂きイカみたい・・・
新しいベルトをかけてベルトの張り具合と位置を調整、無事組み上がりました。夫ありがとう!!!
買わなくて済んでよかった
私にとってミシンはそれほど使わないけれどないと困る存在なので、部品代+送料の800円くらいで直って、買い換えずに済んでほんとよかった。夫には大感謝、お弁当に肉を多めに入れときました(笑)
高いコンピュータ制御のミシンで、そこが壊れたのなら手を付けようがありませんが、単純な壊れ方でよかった・・・のかな?
今回の壊れ方を見た後では、途上国(この言い方好きじゃないんですが)で使われてる「歯車機構で直線縫いと模様縫いをある程度こなす、修理の簡単な手回しミシン」 が、私みたいな趣味程度の人間には実はベストなんじゃないか?と思っちゃいました。実際、いっそ何とかしてプーリー部分に手回し用のハンドルをつけようかと思ったくらいです。
ググってみたら、手回しミシンってアンティーク扱いなんですね。かえって高いんだ・・・ええーなんか納得がいかない・・・😕