しましま猫の日記

ご訪問ありがとうございます。植物と生きものと物作り大好き人間の日記です。とても偉そうなことを言って申し訳ないのですが、当ブログの内容を利用してアレコレして下さる場合は引用元をちょこっと書いておいて頂けると大変喜びます。

春の芽:エキナセア

春の芽

 先日、3月後半だというのに冬に逆戻りしたような寒い日がありました。関東ではみぞれになったようで、ニュースを映すテレビ画面も真っ白でした。

 私の住む東海地方でも一日中ストーブをつけっぱなしでした。これからはようやく春本番、気温が20度を超える日が増えていきそうです。

 

エキナセア

 家の庭は私の趣味で雑然と植物が生えるままにしてあります。きっちり管理するヨーロッパ系のガーデニングももちろん素敵ですが、私の理想は人のいない野原です。

 私が小さい頃はまだバラ線で囲った空き地がそちこちにあって、その中は放置されるまま植物が生い茂っていました。子供ですからバラ線の隙間を抜けるなんてお手の物(今、大人の私がやったら犯罪ですしね😅)、草の実や小さい花を摘んで遊んでいたものです。

 そういう楽しかった記憶が頭のどこかに引っかかっているんでしょうね。

 

 これはエキナセアの芽です。冬が寒かったせいかなかなか顔を出さなくて心配しましたが、ようやくこんにちはしてくれました。

 エキナセアは北米原産の多年草で、一度根付くと毎年咲いてくれます。風邪予防のハーブとしても有名ですね。

   

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 もう15年以上前ですが、おうちcoopの宅配カタログで株を売っていたので、つい我慢できずに注文してしまったものです。最初の株は姿を消してしまいましたが、こぼれ種から増えた子孫が育っています。

 これは家で咲いた花。ちょっと癖のある、強い甘い香りがします。

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 養分があまり好きじゃないようで、なぜか花壇に植えても植えてもいつの間にか脱走して石ころばかりの荒れた土の方に定着します。

 

 ちなみにこちらは色も葉脈もよく似た芽ですがエキナセアではありません。何だかおわかりになります?

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 😄どくだみです。この位の大きさになればエキナセアの芽と見分けがつきますが、発芽したての頃は区別がとても困難。どくだみも根茎で増えまくるので、さすがに摘むんですが、間違えてエキナセアを摘まないようにしています。

 

 緑化ってなんだ!

 静岡県の大井川河口にある「吉田公園」について、ここの記事を抜粋させていただきます。

urbangreen.or.jp

 

 

【都市緑化機構会長賞】 特定非営利活動法人 しずかちゃん (緑の拠点づくり部門) 
 静岡県営吉田公園は、箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川と言われた大井川の河口・右岸にあり、南は駿河湾に面している。2004年開催の「浜名湖花博」のプレイベントとして2001年に開催された「しずおか緑・花・祭」跡地を都市公園として再整備した公園で、面積は14.3ヘクタールある。 特定非営利活動法人しずかちゃんは平成18年度からこの公園の指定管理者となり、「野の花の小径」は、荒廃したビオトープエリアの一部を公園の管理・運営を支えてくれる90名のボランティアとの協働で整備したものである。  
 公園全体が建設残土処分地であったため基盤はすこぶる悪い。放置状態にあったビオトープエリアは年月の経過と共にブッシュ化が進み、ヌルデ、メドハギ、ススキ、イタドリアメリカセンダングサセイタカアワダチソウなどの雑草木を除去しながらの野草の植栽を行ってきた。 植栽は、地盤が堅く、林業家が使用する植林鍬を使っての作業で、これまでに植付けした種はハギ、キキョウ、オミナエシカワラナデシコフジバカマ等の秋の七草の他、ミソハギ、ワレモコウ、リンドウ、ツリガネニンジンオキナグサ、野菊の仲間等野生種のみでその数は大よそ2万株余に及ぶ。初夏から晩秋まで何らかの花が咲き、その中に設けた小径はフラットで、老若男女誰もが労せずして都市公園でありながら高原のお花畑の雰囲気を満喫している。そこの種子から育てた苗は、希望する近隣の公共施設等に配布し、消え行く野生種の復元にも貢献している。

 2004年の浜名湖花博プレイベントとして花の公園に作り変えた場所ですが、今はすっかり荒廃しているとのこと。

 怒りを抑えきれません。ここ、「整備」して花の公園なんてものにする前は植物と生き物の楽園だったんです。

 広い敷地が見渡す限り自然の野原で、野バラの蔓(つる)が地面を縛るように縦横無尽に伸び、小さいピンク色の花からは馥郁たる香りが漂っていました。その香りの強さは、立っているだけでも風に甘い香りが運ばれてくるほど。名前の分からない、黄色い小花も群がって咲いていました。

 草むらに足を踏み入れると、一足ごとにカエルやバッタが飛び出してきました。鳥も昆虫も生き物がたくさん住んでいました。

 本当に、ここだけ時の流れに取り残された天国のような場所だったんです。

 

 なのにたった1度の、遠く離れた浜松の花博イベントのために、完成されていた生態系を壊して更地にして人工的に花を植えて、あとは放置・・・どこが緑化なんでしょうか。

  植物好き人間の目と、お役所人間の目には、たぶん見えるものが全然違うのだと思います。

 願わくば、せめてこれからの花博を開催する人たちが植物の声を聞ける人でありますように。

 

 

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