PTA新聞の代案
情報の新鮮さ
ひとつ前のエントリーでPTA新聞ってどうなんだろうという思いを書きました。子供が学校でどういう生活を送っているのかを知る手がかりにはなるので、全く無いほうが良いとは思いません。
ただ、いかんせん掲載されている情報が新しくないのです。昨日や先週の学校行事のことなら興味も湧きます。しかし数ヶ月前の、役員以外誰も知らないPTAイベントの感想が載っていても、よくて読み流すのが関の山ではないでしょうか。
以前、子供が持ち帰ってきたPTA新聞に目を通していた時、(なんかどこかで読んだような文章だなー)といぶかしんだことがありました。・・・それもそのはず、数ヶ月前に自分が書いた記事だったのです。
自分で書いたことすら忘れていた昔の記事が載っているのですから、そのイベント自体かなり前のことで、一般保護者の方にしてみれば(何のこっちゃ)状態なんだろうなーとしか思えませんでした。
メルマガにしちゃえば?
編集委員のミーティングもかなり回数が多かったようです。高校になると遠くから通学している子も増えます。当然保護者の編集委員さんも遠くから学校に足を運ぶ人だっているはずです。大変じゃないかな。
だからね、思うのですよ。「紙の新聞」という形にこだわる必要ないじゃん、って。編集時間だってかかるし、あちこちに原稿依頼して、なかなか集まらない原稿を催促して、原稿用紙から多分電子データに起こして、入稿して印刷してもらって納品してもらって子供に配って数ヶ月前の報告をするよりも、毎月1回位の頻度で「学校メールマガジン」を送ればいいんじゃないかって。
メルマガなら文字数を厳密に決めなくてもいいし、シビアな段組みの必要もありません。文化祭や体育祭、遠足の楽しい話題を冷めないうちに、こまめに届けられます。HTML版なら写真だって入れられます。写真がまずいならパスワードが必要なリンクを張っとけばいいし。作り込んだ立派なメルマガにする必要もないんだし。子供たちが頑張ってる、ほのぼのした話題が読めたらそれだけで楽しい。
子供の学校での様子を伝えたいなら、PTAの活動状況を知らせたいなら、読んでもらってなんぼじゃない?
でもきっと無理
でも、こういう提案は絶対弾かれるだろうな。だって、役員になりたての頃に連絡網がないのに驚いて「メールの連絡網作れませんか」と提案したら「今までないから」と却下されちゃったから。
幸い、ほんとすごく幸いにも、私の所属するPTAの人たちはみなさん良い方なので対人関係で嫌な思いはしないでいるんですが、構成員の善し悪しを超えてガッツリPTAという組織の運営方針を縛る「伝統的な見えない手枷足枷」ってのが、なぜかあるんですねー。
PTAがなくて、その代わりに全保護者がそれぞれ最低年1回はゆる~くボランティアに参加してね(それくらいならむしろ行こうかな、って気になると思うし)、なんて学校があったら入学希望が殺到すると思うけどな。
PTA不要論 誰が誰を支えているのか (朝日新聞デジタルSELECT)
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