しましま猫の日記

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古い牛革鞄を自分で染め直してみた re-dying my old leather bag

擦り切れた牛革の鞄 

 会社勤めの頃、書類を持ち歩くことが多かったのでちょっと奮発して牛革のバッグを購入しました。出勤時はもちろん、クライアントさんを訪問する時も重い紙束を詰め込んで行ったので、退職する頃には色褪せして角も擦れてしまっていました。
 
 
 退職後すぐに結婚して引っ越したのですが、未熟なりに頑張っていた経験が染み込んだ鞄を処分できず、かといって利用するにはボロボロで・・・という状態のまま何年も過ぎてしまっていたのでした。
 
 先日押入れを大掃除していて久々に鞄を見つけ、クラフト心が燃え上がりました。よし😤、染め直して使える位にまでリカバリしてみよう
 

クラフト魂でリカバリ

 手を入れる前に状態を確認。縫製や革自体はまだまだしっかりしています。持ち手もへたってはいるけれど大丈夫そう。牛には申し訳ない気がしますが、牛革の耐久性はすごい。ただ、色抜けと角の磨耗がとても目立ちます。かたく絞った濡れタオルで念入りにクリーニング、しばらく乾かします。
 
 
 では、皮革用染料を塗ります。これは東急ハンズで買ってきた「SEIWA ローパスバチック 小 100ml 」、色は現在の鞄よりもやや濃い目の「焦茶」。自分でそそっかしいのはよーく分かっていて絶対に染料をこぼすか散らすと思ったため、新聞紙を余裕を持って広く敷いておきました。
 
 割り箸に古タオルを巻きつけて筆がわりのタンポを作ります。
 
 
 皮革用染料なので、たぶん皮膚についたら落ちにくいのでは?と思い、使い捨てビニール手袋をはめます。
 
 
 鞄の中に新聞紙を詰め、塗りやすいように膨らませました。
 最初は染まり具合を見るため、染料を水で少し薄めて軽くポンポンと乗せて行く感じにします。うん、色は地色と違和感なく馴染みます。薄めなくても大丈夫そう。
 
 
 
 

思い切って原液で染める

 原液を塗り広げて行きます。布タンポでは色を入れにくい細かなポイントでは綿棒も使いつつ、何回か重ね塗りをしました。水彩絵の具でも同じなのですが、染料は乾くと色が変化します。乾かしつつ全体の色むらが出ないように塗り重ねたので、染める過程に足掛け2日かかりました。
 
 
 

仕上げのミンクオイル

 こんなものでしょうか。次は仕上げ、ミンクオイルを塗り込んでツヤを出します! ミンクオイルは夫がバイクブーツ用に持っていたもの。革用だから、鞄に塗っても大丈夫なはず・・・
 
 
 ぬりぬり・・・ちょっと色が抜ける💦
 
 
 深い栗色に仕上がりました。これなら今持ち歩いても違和感がなさそう。
 
 

 

 BeforeとAfter

 
Before
After
 
 
 
 
 
 
 
 




 



    
 何だか自分もちょっとよみがえったみたいで、満足!😁
 

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