しましま猫の日記

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80年位昔のロケット My grandma's locket

本当のアンティーク品

 祖母からもらったロケット。たぶん80年位昔のものです。

 小花の飾りはエナメル塗でしょうか。年月がたっても変わらず鮮やかな色を保ってくれています。

 地金は真鍮だと思います。さすがに錆びてくすんでいたのでコンパウンドで磨いてみたら、古びてはいますが黄金色に戻りました。チェーンは銅のようです。放っておくと緑色の錆が出るので。金具は最近めっきり見かけないネジ式クラスプで、カニカンよりもスリムで私はこちらのタイプが好みですね。




 小さいころからとても気に入っていて、私の宝物箱にずっと入っていました。数回の引っ越しでもなくさずにこうやって手元にあります。
 年代からいって、まぎれもないアンティーク物です。

 開くとこんな感じ。祖母は誰かの写真を入れたりしたのかな。想像が広がります。



 最近良く似たテイストの小さいロケットを手芸店で見つけ、つい買ってしまいました。
 半額でお安くなっていたので(笑)。



 家では2つを並べてロケット姉妹に見立てて楽しんでいます。開く方向は左右逆ですね。中に小さく切ったコットンを入れて、エッセンシャルオイルを垂らすとアロマペンダントっぽく使えます(金属によっては錆びたり変色したりするので小まめな手入れが必要)。



 祖母はお洒落なひとでした。若い頃は近所で「○○小町」と言われたほどの美人さんだったらしいのです。しばらく前に気づいたのですが、オードリー・ヘップバーンの写真を見ていて(誰かに似てる)と思ったら、祖母でした。鼻から下が何となく似てるんです。祖母は普段着として着物を着こなし、レモンティーがお気に入りでした。

 孫の私はガサツで、ヘアカットも1000円カットが行きつけ。以前1000円カットでおっちゃんに挟まれながら椅子に座って順番を待っていた時のこと、おっちゃんがカット椅子に座るなり美容師さんに「ん、丸刈りと伝えたのが聞こえました。

 美容師さんがお任せでジャリジャリバリバリおっちゃんの頭を刈るバリカンの音を聞きながら(女子として、いわゆるお洒落な店にも行くべきなんだろうか)と一瞬悩みましたが、すぐに(美容師さんはちゃんとカットしてくれるんだから別にいいよね)という結論に達したので、きっと祖母はテキトーな孫に天国でため息をついていると思います。

 

(背景はダイソーのクラフト紙です)